ここ最近多いです。

原因はいろいろありますが耳を通る少陽胆経(しょうようたんけい)の気の巡りが悪いパターンが多いです。
いずれのケースも脈診(みゃくしん)を中心に判断します。
当院でよくあるパターンを4つ上げてみました(その他にもあります)。
簡単に説明させてもらいます。

(パターン1)
仕事などで気を使いすぎて陽虚(ようきょ)になっている。
陽虚とは熱エネルギーが無くなって機能が低下している状態。
このような時は気血を補う治療をして熱エネルギーを産出できる体にしていき機能低下という冬眠状態から脱しないといけない。

(パターン2)
陽虚とは真逆で陰虚(いんきょ)のために熱が発生して内部に入り込んでしまい少陽胆経に気が巡らないことがある。
このような時は津液(しんえき)という体液を補う治療をして体をクールダウンさせる必要がある。
そうすることで内部に入り込んだ熱が表面にも浮いてきて少陽胆経に気が巡り始める。

(パターン3)
陰虚のために熱が頭や胸に昇ってしまっている時がある。
これも津液を補う治療をして熱を引き下げる治療をする。

(パターン4)
ストレスや風邪などで肝の気の巡りが悪くなってその影響から少陽胆経の流れが悪くなる。

まとめると耳をめぐる少陽胆経の流れを良くします。

何度も書きますがこれだけではありません。


tanke.gif


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淡路島(あわじしま)、洲本市、淡路市、南あわじ市の鍼灸院 
洲本市物部1-9-11
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2018.04.21 Sat l 症例 頭 l コメント (0) トラックバック (0) l top
春になってきたら鼻炎が多くなります。

原因をできるだけわかりやすく書いてみます。

春になれば体に熱をもってきます。

それは自然界すべての現象で草木は土から目を出すのも熱エネルギーがあるからです。

冬の養生などがうまくいかないと熱量の調節がうまくいきません。

例えば仕事をしすぎたり、暴飲暴食で胃腸を酷使してもよくありません。

その熱がどこに溜まるかと言えば陽明経(ようめいけい)と言われる経絡に溜まります。


(手の陽明大腸経)
youmeidaicyou.gif

(足の陽明胃経)
youmeiikei.gif

この経絡は鼻を通ってますよね。

ちょうど鼻あたりで熱がたまっているので炎症がおきます。

陽明経の流れを良くすると熱が流れていきます。

ただ単に陽明経を流すのではなく、

熱が発生している原因は肝、腎、脾、肺などにあるのできちんと発生元を見つけて原因も治療しておきます。




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2018.03.25 Sun l 症例 頭 l コメント (0) トラックバック (0) l top
(プライバシーのため少し変更してます)

フワフワとのぼせる方

顔に熱感を感じる。

脈診)左) 寸、関、尺ともに沈んで弱  
      特に関(肝)、尺(腎)が虚
    右)やや浮でやや弦

腹診)虚弱ではない。胃に少し硬さあり。

問診)月経の遅れなど

まず左脈が弱すぎる。血の不足は確実にある。

肝虚証であるのは間違いない。

栄血の不足か津液(しんえき)の不足か・・・を悩む。

栄血の不足でも冷えてのぼせる。体の内部が冷えて、顏が熱を帯びるような陰陽が離れるような症状。
厥陰病(けついんびょう)だ。

津液の不足でも体が火照るが、生理が早くなることもある。

臨床は教科書通りいかないことが多々ある。

トータルでみて熱>冷として津液不足として鍼をする。

しかし熱でもかぎりなく冷えに近い熱である。

肝経の合水穴である曲泉、陰谷の左側を使用。

女性だから右というのは違う。その日によってツボの適応側は変わる。

その場で顔の熱感が軽減。

脈をみると肝と腎の脈が出てきている。

肝の発散作用がよく働いて胆経にも気が巡るようになってきている。

ふらつきも軽減。

肩こりをとって終了。







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2017.09.26 Tue l 症例 頭 l コメント (0) トラックバック (0) l top
前回に書いた1人の方の2回目の治療報告

****前回記事↓********

脈診) 沈んで弱い。沈弱脈。
腹診) 脾、肝に弱りがある
証) 脾虚肝虚の寒証
この方は元々胃腸が弱くて気血を作ることができない。
とくに生理後で出血のあとに起こることが多い。
耳のまわりを巡っている少陽胆経(しょうようたんけい)という経絡(けいらく)に気血が巡っていないために耳の奥にある三半規管で平衡感覚がとれていない。
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今回の治療)
前回の治療直後からめまい、耳の閉塞感が軽減。
耳が聞こえるかどうか検査をしてみると、まだ左耳の聞こえは右耳よりも悪いが前回よりはかなりマシとのこと。

脈診)浮いて力強い。やや浮 緩弦脈
脈をみて「えらい元気がでてますね!」と言うと「元気が戻ってきた」とおっしゃる。

腹診)前回と同じく脾、肝の虚の所見がみられる。

証)脾虚肝虚

前回は体を温めて気血をつくることを主としたが、今回は体力が戻ってきてやや体に熱があるので津液(しんえき)を増やす治療をした。
少陽胆経の流れが良くなっているので予後良好!

治療法は鍼を刺さずにツボに当てるだけで、ドンドンと脈が良くなる。
鍼を刺入しない優しい治療で終了。




Hydrangea_01.jpg
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2017.06.16 Fri l 症例 頭 l コメント (0) トラックバック (0) l top
先日からめまい、メニエルの発作と診断された方が3人ほど立て続けに来院されています。

しかし同じめまいでも3人とも病因病理が違います。

1人目)
耳の閉そく感。
めまいが強くて、病院ではメニエルの発作と診断される。

脈診) 沈んで弱い。沈弱脈。
腹診) 脾、肝に弱りがある
証) 脾虚肝虚の寒証
この方は元々胃腸が弱くて気血を作ることができない。
とくに生理後で出血のあとに起こることが多い。
耳のまわりを巡っている少陽胆経(しょうようたんけい)という経絡(けいらく)に気血が巡っていないために耳の奥にある三半規管で平衡感覚がとれていない。

2人目)
1週間前よりふらつく。
糖尿病、高血圧などで薬を常用。
病院では薬の副作用と診断される。
薬をやめたら少し軽減。

脈診) 沈んで強い。沈弦滑脈。
腹診) 脾、肝に弱りがある
証) 脾虚肝虚の熱証

この方は薬を常用して胃腸が弱り、湿痰が発生。
その湿痰が気血の流れを阻害して少陽胆経にうまく気血が流れていない。

梅雨、夏のように湿度が多い時期は胃腸が悪くなりやすい。
鍼灸で胃腸、肝を治療することで軽減してきます。

3人目)
のぼせてフラフラする。
暑いところが苦手。

脈診) 脈が少し浮いている。浮弦脈。
腹診)肝、腎の弱り
証)肝虚(やや熱に偏っている)

血の津液不足で軽い熱が発生している。
その結果のぼせている。
普通は熱が少陽胆経に張り出すがこの方は内攻しているために少陽胆経の流れが悪くなっている。
そのために三半規管に気血が流れないのでめまいを起こしている。
治療は肝、腎の津液を増やすことによって少陽胆経の流れを良くする。


3人に共通しているのは少陽胆経に気血が巡っていないためにめまいを起こしていることです。
以上のようにめまいでも三者三様なのです。


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2017.06.14 Wed l 症例 頭 l コメント (0) トラックバック (0) l top